”ようこそ先輩”母校の大学での講義

母校での講義も4年目。今年は晴れて3年ぶりの対面授業。 僕がマイクであれこれ喋る一方で、手元のPCではZoomで目の前にいる学生たちのスマホとつながっており、 チャット機能を利用して質問コメントが寄せられるという、画期的というか、不思議なシステム。…

”ようこそ先輩”母校の大学での講義

母校での講義も4年目。今年は晴れて3年ぶりの対面授業。 僕がマイクであれこれ喋る一方で、手元のPCではZoomで目の前にいる学生たちのスマホとつながっており、 チャット機能を利用して質問コメントが寄せられるという、画期的というか、不思議なシステム。…

英語的な気の利いた挨拶がしたい

羽田から米子への行きの機内で、隣に座っていた70歳くらいのうるせえ夫婦。 出発時から、前後の列まで会話内容がわかるくらいの割と大きめの声で喋っていた。 うるせえなあと思いながら僕は眠りに落ちたので途中はわからないが、結局到着まで延々喋っていた…

故郷への尽きぬ想いと孤独

年始、品川駅から生まれ故郷へと帰る新幹線の窓外の景色は、静岡を越えて名古屋、そして米原にさしかかったころに白くなり始め、雪の深さとともに、幼いころ何度も繰り返し見た記憶の中の景色へ、徐々に濃度を増して近付いていく。 それは過去へと遡る時間旅…

大野雄二ベストヒットライブ@東京国際フォーラム

カリオストロの城シネマコンサートand大野雄二ベストヒットライブ@東京国際フォーラム。 長さ100分の『カリオストロの城』のBGM以外の台詞、効果音はそのまま残して上映し、BGMを全て50名以上の奏者による生演奏で入れていくという企画自体がクレイジーだし…

最強コカコーラ専用グラス(RIEDEL)

グラスなんかで飲み物の味が変わるものかと思っていた、 かつての自分をグラスで殴ってやりたい。 RIEDELのコカコーラ専用グラス。 RIEDELは265年以上の歴史を誇るワイングラスの老舗であり、販売店舗に行けば、形が微妙に違うが何が違うんだかよくわからな…

童貞くさくて観ちゃいられねえ『君の名は。』

断れない流れで依頼が来て結婚式用ムービーを作ることになり、あの映画のオープニングっぽくしてほしいと言われたものだから今更ながら初めて観た「君の名は。」 アニメ表現が素晴らしくて感心しながら観たものの、映画を観る前にそれに類するパロディー映像…

こんなに楽しいのかキャンプって

こんなに楽しいことを今までどうしてやって来なかったのだろうと思った人生初キャンプ。山梨県都留市の山中にある近ヶ坂キャンプ場にて。 夜の静寂、川のせせらぎ、炎のゆらめき、見てくれも気にせず作る料理、ひたすら飲む酒、温かいコーヒー、友人との語ら…

冒険心と食欲が満たされるプロペラカフェ(調布市)

「プロペラカフェ」というこの楽しいカフェが金網越しの写真なのは、この一帯の敷地内が撮影禁止だからで、なぜ撮影禁止かというと、ここが調布飛行場の敷地内だからだ。 プロペラカフェ(調布市) 敷地への入り口ゲートは非常に簡素だが、空港警備の屈強そ…

二面性をもつ富津岬

富津岬からもう数枚だけ。 中央の島は、第二海堡という人口の島に造られた砲台で、明治から大正までの間に首都防衛のために造られた。実戦に使用されることこそなかったが抑止力になってはいたらしく、日露戦争時に攻めてきたロシアのウラジオ艦隊も東京湾に…

古代遺跡のような佇まいの富津岬展望台

千葉県富津岬の最先端にある展望塔。 高さ21.8mから、東京湾や対岸の景色、房総丘陵を一望できる眺望の良さも去ることながら、何より下から見たときの古代遺跡のような存在感がたまらない。 近くにある案内板には「昭和46年完成。五葉松をかたどってデザイン…

北海道土産の新定番2022

ありがたいことに計十数回、ほぼ一年に一回は仕事で北海道に行く機会があり、そのたびにお土産として、白い恋人とか、マルセイバターサンドとか、ロイズのポテトチップチョコレートとか、じゃがポックルとか、とうきびチョコなんかを買って帰っていて、もち…

インターネットは大歓楽街

インターネットというのは歓楽街に似ているのだなと、すすきのを歩いていて思う。 どちらも一見明るく陽気で煌びやかで皆が楽しい時間を過ごせるように歓迎してくれているように見えるが、少しでも路地に入れば人間の欲望が渦巻く違法ギリギリのいかがわしい…

自転車アートと深津絵里(ファーレ立川)

東京都立川駅の高島屋を出たところにあった自転車アート。 下は自転車置き場になっており、その案内版の役割を果たす実益を兼ねたアートらしい。素敵。 ロバート・ラウシェンバーグ「自転車もどきⅥ」 後で知ったことには、この一帯は「ファーレ立川」という…

原宿に雅楽…その正体は?

夜8時ごろ、原宿から渋谷へキャットストリートを歩いていたら、 どこかともなく聞こえて来た雅楽の音色。 およそ若者の街には似つかわしくない。 音の出どころに近づいていくと、打ちっぱなしのコンクリートの建物らしきもの隙間に緑色に浮かび上がる和装の…

反戦への熱いメッセージ(『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』)

小中学生らしき子供たちの中に混じって観て、 まさかこんなに感動するとは思ってもいなかった 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』。 そりゃ僕自身、小中学生の頃に連載されていた原作をリアルタイムで読んでいたし、その後のアニメシリーズや劇場版も一…

名前を知らないがよく知ってるやつ

君はそんな名前だったのか。 スリッキーN。 ラーメン屋などで見かけるあいつ 「スリッキー」はまあいいとして、「N」とは何なのか。 数分間の調査によれば、箱上面にある「ヘラナイ・ワレナイ・シメラナイ」の「ナイ(NAI)」の頭文字に由来するという説が有…

なによりも大事なのは信頼(ケンタッキーフライドチキン考)

仕事において、ひいては人間関係において、 信頼感というのは何より大事だと常々思う。 例えば僕の自宅には、UberEatsで頼めるケンタッキーがほぼ同距離に2店舗ある。 配達パートナーの状況によってどちらの店でも何度も頼んだことがあるのだが、繰り返し食…

恐竜はロマン(映画『ジュラシックワールド3 新たなる支配者』)

恐竜っていうのはロマンなんです。 太古に思いを馳せるロマン。 現実にこんな生き物がいたら…と考えるだに胸が高鳴り、その大きさや獰猛さを想像するだに畏怖が生まれ、それが一気に絶滅してしまったという壮大なスペクタクルに深い哀愁を感じる。そういうロ…

街で見かけた謎の銅像2選(時期外れの帰省7)

滋賀の回想③ 街には、一見見過ごしてしまうような銅像がたくさんある。 どういう経緯で作られて、なぜそこにあるかわからないような銅像が。 そしてこれは、僕の母校である滋賀県彦根東高校の中庭にあった銅像。 見た目の古さからいって、おそらく僕が通って…

生まれついての小悪魔との再会(時期外れの帰省6)

滋賀の回想② 琵琶湖を見に行ったときにカメラを構えたら、 何も言っていないのに妙に大人びたポーズを決める。 実家で会った姪っ子(姉の娘・5歳)の小悪魔感が、会うたびに増していっている。 姪っ子(5歳)※油絵加工しています 東京では一年ぐらい前にも…

滋賀県民のアイデンティティー(時期外れの帰省5)

滋賀の回想① 地元に帰ったら駅前のデパートに売っていた「水止めたろか」ペットボトルホルダー。いつの間にこんなものが作られたんだ。 滋賀では結構売ってるペットボトルホルダー 本当に「琵琶湖の水を止めたろか」と思っているような滋賀県人がどれほどい…

大阪で一番うまいたこ焼き・覗き見られる太陽の塔(時期外れの帰省4)

大阪の回想② 昔2年間住んでいた大阪でゲイの親友に久しぶりに会った後、その親友とちちくり合いながらよく食べていた「わらじや」のたこ焼きを食べに千里中央へ。 ここのたこ焼きを最後に食べてから20年ほど経ったが、相変わらず最高にうまい。大阪にたこ焼…

駅まで貫かれる大阪スタイル(時期外れの帰省3)

大阪の回想① 地下鉄のホームにあった椅子。 大阪市営地下鉄のホーム 一瞬、オフィスチェアが置き忘れられてるのかと思ったが、れっきとしたホーム用のベンチで、床に固定されている。 座ると、電車が到着する方向ではなく、横を向くことになるので、ホームを…

道頓堀商店街のガリレオ(時期外れの帰省2)

でかいガリレオが立っているのは、 やたらでかい看板が立ち並ぶ大阪の道頓堀商店街。 巨大なガリレオ(福山雅治) ついでに道頓堀商店街を歩いて回る。 小綺麗な通りにする気などさらさらなく、各店舗が思い思いの自己主張をしているように見えるが、ごちゃ…

品川駅のホームになぜこれが(時期外れの帰省1)

スケジュールの都合がやっとつき、 この連休に3年半ぶりに故郷へ。 道中、品川駅のホームに突如現れた我が地元の名物の看板。 品川駅のホームにあった看板 大企業の広告が並ぶ中になぜこんなローカルな広告があるのか全然わからないが、わからないものにこ…

流行りもの恐怖症(もみじ市2022)

引き続き、大盛況だった「もみじ市」の話。 会場の温かいムードから逆行するようなことを言うことになるのだけれど、 個人的に非常に興味を惹かれたのは、『テントえいがかん』というブースの前にあった一枚のパネルボードだった。 『テントえいがかん』前の…

”大人の文化祭”もみじ市2022は、クリエイターのユートピア

土日の二日間、普段よく歩いている多摩川河川敷の一画が、多くの人で賑わっていた。 全国から様々なジャンルの作り手たちが集まり作品を発表する”大人の文化祭”「もみじ市」が、台風による多摩川の氾濫やコロナを乗り越えて、5年ぶりに多摩川で開催されてい…

執念の大黒ミサツアー2日目(聖飢魔II)

悪魔に会いに、車で長野へ。 聖飢魔Ⅱ「35周年++執念の大黒ミサツアー」二日目となるホクト文化ホールでの2時間半は、選曲も構成員のテンションも含め気合が入りまくっていて最高に不幸な時間だった。 本来なら2年前に行われてたはずの35周年ツアーが…

人生初の生Perfume(Perfume 9th Tour 『PLASMA』)

遡れば大学生のころ、ユニット名が平仮名じゃなくなった頃からその音楽をずっと聴いていたし、テレビに出てきたらあーかわいいなーと思って観ていたし、LIVE映像やドキュメンタリー映画も観ていたけれど、生で観たことのなかったPerfume。縁あって人生で初め…