二面性をもつ富津岬
富津岬からもう数枚だけ。
中央の島は、第二海堡という人口の島に造られた砲台で、明治から大正までの間に首都防衛のために造られた。実戦に使用されることこそなかったが抑止力になってはいたらしく、日露戦争時に攻めてきたロシアのウラジオ艦隊も東京湾には立ち入らなかったとのこと。
とにかく富津岬はすごく良いところで、何が良いって、東西に伸びる岬の北側(東京湾内側)と南側(太平洋側)で海の表情が全然違うところ。南側は太平洋からの荒波が打ち寄せるが、北側はめちゃくちゃ穏やか。
つまり撮影的には、北側ではカップルが仲良かった頃の穏やかなシーンを撮り、南側では別れ際の口論シーンを撮って、海が好きだったカップルの時の経過を一箇所で表現できるという実に便利なロケーション。
#千葉県 #富津市
#第二海堡