こんなに楽しいのかキャンプって

こんなに楽しいことを今までどうしてやって来なかったのだろうと思った人生初キャンプ。山梨県都留市の山中にある近ヶ坂キャンプ場にて。

夜の静寂、川のせせらぎ、炎のゆらめき、見てくれも気にせず作る料理、ひたすら飲む酒、温かいコーヒー、友人との語らい…などキャンプの魅力はたくさんあったが、僕にとって特に新鮮な感動を与えてくれたのは、キャンプ場に来ていた他の家族や友人同士やカップルやソロキャンパーそれぞれが起こした焚き火が、夜の闇のあちらこちらでゆらめき、思い思いの過ごし方でひっそりと夜を過ごしているというキャンプ場ならではの光景だった。

そこには、お互いのテリトリーを侵さずに楽しむという緩やかな連帯感なようなものがあり、大自然の中にあっては、人だけではなく、動物や植物までもが皆そうやって思い思いの夜を過ごしているのではないかという想像を掻き立てて、不思議な幸福感で僕を満たしてくれたのだった。

ちなみに、都心から車で1時間半ほどのこの近ヶ坂キャンプ場は、僕の母校の大学からほど近くの山梨県都留市に昨年できた新しいキャンプ場で、初体験は思い出の地でという気持ちでそこを選んだのだが、スペースにゆとりがあり自分のサイトに車を横付けできるのが安心便利でありがたく、隣のサイトとは程よい距離が保たれているし、トイレは綺麗でウォシュレット付きだし、もちろん洗い場も自販機も完備しており、しかも宿泊した翌日には車で数分の場所に立派な温泉施設もあって疲れが取れるしで、控えめに言って最高だった。

一緒に行った大学時代の友人(キャンプ歴数年)も褒めちぎっていたので、関東近郊に住む人にとっては近々人気スポットになるような気がするが、あんまり人気が出ても困ると思うのは、アイドルのファン心理のようで複雑だ。

 

また、あとから知ったことだが、キャンプの語源はラテン語の「campus(カンプス)」で、元々は「平らな場所」「広場」を意味する言葉。英語読みすると「キャンパス」となり、大学の構内や敷地を意味するキャンパス(campus)とキャンプ(camp)は語源が同じであるとのこと。

だからどうというわけでもないが、これも不思議な偶然。

 

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冒険心と食欲が満たされるプロペラカフェ(調布市)

「プロペラカフェ」というこの楽しいカフェが金網越しの写真なのは、この一帯の敷地内が撮影禁止だからで、なぜ撮影禁止かというと、ここが調布飛行場の敷地内だからだ。

プロペラカフェ(調布市

敷地への入り口ゲートは非常に簡素だが、空港警備の屈強そうな人がカフェに客を呼びこむ気などさらさらなさそうな無愛想な感じで立っており、こんなところにカフェなどあるのかしらと半信半疑で声をかけてみると、クリップボードを差し出してくれる。そこに挟んである紙に、名前と連絡先を書きこむと通してくれるのだが、そこからはまだカフェらしきものは見えず、どこに向かっているのやらよくわからない道をしばらく歩いた後にやっと見えるのが、飛行場を利用しない人でも入ることのできる知る人ぞ知るプロペラカフェ。

 

ここに辿り着くまでの物々しい雰囲気だけでもアドベンチャー感覚が味わえて楽しいので、中がそれほどでなくても仕方ないやと思うのだが、いざ中に入ってみるとガラス張りの店内から滑走路が間近に見え、時間次第では伊豆諸島(大島・神津島・新島・三宅島)へ移動する小型旅客機やプライベートジェットやヘリコプターの離発着が見られるし、カフェ併設の格納庫には飛行機が飾られていたりして子供心をくすぐられるし、おまけに料理も飲み物もデザートもうまいのだから、あらヤダなにコレあんた達ちょっと何考えてんの。めっちゃいいじゃないの。

食事もおいしい

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#噂では飛行機も購入可能 #休日は結構混んでいるらしい

二面性をもつ富津岬

富津岬からもう数枚だけ。

 

中央の島は、第二海堡という人口の島に造られた砲台で、明治から大正までの間に首都防衛のために造られた。実戦に使用されることこそなかったが抑止力になってはいたらしく、日露戦争時に攻めてきたロシアのウラジオ艦隊も東京湾には立ち入らなかったとのこと。

とにかく富津岬はすごく良いところで、何が良いって、東西に伸びる岬の北側(東京湾内側)と南側(太平洋側)で海の表情が全然違うところ。南側は太平洋からの荒波が打ち寄せるが、北側はめちゃくちゃ穏やか。

つまり撮影的には、北側ではカップルが仲良かった頃の穏やかなシーンを撮り、南側では別れ際の口論シーンを撮って、海が好きだったカップルの時の経過を一箇所で表現できるという実に便利なロケーション。

富津岬(北側)

富津岬(南側)

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古代遺跡のような佇まいの富津岬展望台

千葉県富津岬の最先端にある展望塔。

 

高さ21.8mから、東京湾や対岸の景色、房総丘陵を一望できる眺望の良さも去ることながら、何より下から見たときの古代遺跡のような存在感がたまらない。

近くにある案内板には「昭和46年完成。五葉松をかたどってデザインされた」と書いており、なるほどそう言われたらそう見える。ちなみに最上階に行くと海風で揺れまくるので結構怖くて、それもたまらない。

もちろん良い意味で。

 

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北海道土産の新定番2022

ありがたいことに計十数回、ほぼ一年に一回は仕事で北海道に行く機会があり、そのたびにお土産として、白い恋人とか、マルセイバターサンドとか、ロイズのポテトチップチョコレートとか、じゃがポックルとか、とうきびチョコなんかを買って帰っていて、もちろん全て美味しいのだけれど、悲しいことにこれらのほとんどをそれほど探し回らなくてもだいたいいつでも買えてしまうのがメガシティ東京。いつからこんなことになってしまったのか。非常に困る。

 

本来お土産というのは、その土地でしか買えないという希少性が大事だったはずで、「見たことない」上に「食べたら美味しい」からこそ喜ばれるので、ただ美味しいだけでは片手落ちだと思うのである。

とそんなことを考えていると、回数を重ねるごとにどんどんお土産のチョイスがマニアックになっていくのだが、あまり知られてない商品はやはりあまり美味くないことが多く、白い恋人に似たあまり美味くないやつとか、マルセイバターサンドに似たあまり美味しくないやつとか、じゃがポックルとほぼ同じだがやや美味しくないやつなんかに寄り道した挙句に我に返り、美味しくなければ仕方がないということで行き着くのは、日持ちがしない上に要冷蔵だったりして渡すタイミングが非常に難しい冷蔵系ジャンルで、そんな中でオススメするのが、この「白いロールケーキ」。

石屋製菓「白いロールケーキ」千歳空港でも買えます

白い恋人」でおなじみの石屋製菓が2003年に発売したというこのロールケーキは、溶けるようになめらかな生地の食感と、粒状のホワイトチョコレートを加えたクリームのぼそぼそした食感の相性が抜群。そして最後の最後にほんのり残る味わいは、あの白い恋人。これはもうお土産の域を超えていて、お土産というより、スイーツ。かなり美味い。

 

ちなみに、もう一つ北海道の冷蔵系お土産のオススメと言ったら、間違いなくルタオのドゥーブルフロマージュチーズケーキだけれど、白いロールケーキにしてもこれにしても、実はわざわざ北海道に行かなくてもネット通販で買えてしまうのだから、お土産とはなんなのか、もうどう考えて良いのかわからない。

 

#お土産それは愛

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インターネットは大歓楽街

インターネットというのは歓楽街に似ているのだなと、すすきのを歩いていて思う。

 

どちらも一見明るく陽気で煌びやかで皆が楽しい時間を過ごせるように歓迎してくれているように見えるが、少しでも路地に入れば人間の欲望が渦巻く違法ギリギリのいかがわしい店がひしめいている。そしてどちらの世界でも、こっちの金や時間を奪おうと近づいてくるやつがいる。そう、客引きが。

 

歓楽街を歩くにあたっての基本的な鉄則は、客引きは相手にしないということ。

経験上、客引きに捕まったら、損はしても得をすることはまずない。

そんなことは当たり前だ、百も承知だと思っているが、敵もさるもの。あの手この手で我々を陥れんと、日々実践と反省を繰り返して進化していて、全く関係のない店の前でいかにも関係者のようなふりをして待ち構えていたり、ただただ親切な道案内人のふりをして懐に入り込んできたり、非現実的すぎない程度の魅力的な話から始めて引き返せないタイミングで虚を突いてきたりと、その手腕は一層さりげなくスマートに研ぎ澄まされていっていて、あとになって騙されたことに気付いて反省するという経験を、僕自身過去に何度したか知れない。

 

インターネットの世界では、仕事で目的をもって調べ物をしているときでさえあちらこちらで客引きが待ち構え、それが商品PRくらいならまだ分かりやすくて良いのだが、一番タチが悪いと思うのは、目を引くタイトルの記事のリンクで、当初の目的とは違うが興味のある内容なので読んでみたりすると、知識が浅く偏見に満ち、論旨もよくわからず、散々もったいぶった挙句最後まで読んでも全く内容がないというということがよくある。気づいたときには、貴重な時間をしっかり奪われているのだ。

 

時間を奪いストレスを与えるだけのそんな文章を書く奴の良識はどうなっとるのだと、読むたびに腹を立て続けていたのだが、よく考えたら、腹を立てても仕方ないのだ。

なぜならそもそも彼らは、こっちの金や時間を奪おうとしてくる歓楽街の客引き。

内容のないそんな記事ほど、目的地に進もうとするこちらの目の前に歩み寄ってきて、進行を妨害せんばかりに激しくアピールしてくるが、客引きだから当然だ。良識なんか期待しても仕方がない。

 

けれども本当にいい店は、もちろん客引きを雇うこともなければ、大きな看板を掲げることもなく、それでも多くの人に愛されながらひっそり地道にやっている。それを見つけるには、何より地元の人に聞くのが一番良い。そしていい作品に出会うには、信頼できる人に聞くのが一番良い。

インターネットは歓楽街なのだ

#歓楽街の歩き方 

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自転車アートと深津絵里(ファーレ立川)

東京都立川駅高島屋を出たところにあった自転車アート。

下は自転車置き場になっており、その案内版の役割を果たす実益を兼ねたアートらしい。素敵。

ロバート・ラウシェンバーグ「自転車もどきⅥ」



後で知ったことには、この一帯は「ファーレ立川」というエリアで、商業・オフィス・ホテルなどのビル群のそこかしこに全109点ものパブリックアートが展示してあり、これもその作品の一つ。

 

最初から調べていればすぐに正体が判明していたのだが、そんなものとは知らずに別の場所で夜まで過ごし、そういえば夜はどんな感じになっているのかと、帰りのモノレールの中から撮影にトライ。

森田芳光監督の恋愛映画『(ハル)』で、主演の内野聖陽が新幹線の車中から窓外を通り過ぎる深津絵里をカメラに収めようとしたときのような気持ちで一瞬を捉えたのがこの写真。

モノレール内から撮影(内野聖陽の気持ちで)

 

画面右端の黄色い光と赤い光のちょうど中間あたりで、

青と赤が混ざったような光を放っているのが、我が愛しの深津絵里

 

君は光るパーツでできていたんだな。

夜に見たらもっとキレイなんだろうな。

けど、昼は昼で素敵。つまりいつも素敵。

 

ファーレ立川の公式サイトでは、このアートの夜の姿のほか、全109作品の詳細が見られます)

 

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#ビルの谷間に109点のアートが点在

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